西武通運流の「荷造りの極意」を伝授いたします。 運送会社として、長年培ってきた経験と秘密のノウハウを当サイトに限り、特別に公開しております。 ダンボールの選び方から、食器・衣類の梱包まで…引越作業で後悔はさせません! これさえ読めば、あなたも引越の鉄人!!
荷造りの基本
使わないものから着手せよ
あまり使わない物から先に箱詰めを始めましょう。 例えば、シーズンオフの衣類・食器・物置の中身などから箱詰めすると良いでしょう。
重いものは小さな箱へ
本などの重い物は、大きな箱に詰めてしまうと持ち運びが大変です。 重い物は小さな箱へ分けて詰めましょう。
隙間をつくるべからず
箱の中に隙間があると、荷物が動いて破損する危険があります。 隙間は新聞紙などを緩衝材にして埋めましょう。
部屋ごとに箱詰めをすべし
色々な部屋の物を混ぜてしまうと、何をどこへ入れたのか分からなくなります。 また、一度に色々な部屋で箱詰めをするよりも、一部屋ずつの方が良いでしょう。
ダンボールには品名記入を
箱詰めを終えたダンボールには品名を記入しましょう。 アパート・マンションなどへ引越す場合は部屋番号も記入しておくと安心です。
詰めすぎ注意
詰めすぎると、中の物が破損するだけでなく、ダンボール箱が変形します。 また、重ねた時に崩れる可能性があり、とても危険です。
ダンボールの選び方
お客様でダンボールをご用意される場合は以下の点に注意してお選びください
- 食器・書籍類・台所用品を入れる箱は、みかん箱サイズのものを選んでください。
- 書籍類の重さに耐えられる材質で、重ねても潰れないものを選んでください。
- 衣類用がしわにならないよう、衣類を折り畳んだ大きさよりも、箱の底面が大きいものを選んでください。
- 必要な数の目安としては、たんす1棹につき大サイズ4~5枚、本棚1台につき小サイズ7枚位、食器棚1台につき9枚程度です。
ダンボールの組み立て方
ダンボールを組み立てる時は以下の点に注意をしてください
- 底面は井桁に組まないでください。
井桁に組むと、重さでダンボールの底が抜けることがあります。 - 底面に貼るテープはI字型で十分の強度です。H字型に貼る必要はありません。
貼る時は箱の両端から3~4cm位出し、中心の合わせ目で封をして、手の平で強く抑えて完全に貼り付けてください。 - 古いダンボールを使う時は、貼り付いているテープ類をはがしてください。重ねて貼るとテープの粘着力が弱まります。
また、弱っているダンボールは補強のため、H字型にテープを貼り、割れ物は入れないでください。
食器類の梱包
荷造りの際に何かと心配なのが台所にある食器類の梱包。使い慣れたお皿から想い出のカップまで、1つ1つ丁寧に箱詰めしましょう。
食器類を梱包される際は、以下の点にご注意ください
- 皿は立てて、コップ・茶碗は伏せて箱詰めをしましょう。
- 大きい物・重たい物から箱に入れ、上段には軽い物を入れましょう。
- 段と段の間にも、新聞紙を丸めて敷いて入れましょう。
- 重心の位置があまり偏らないようにしましょう。
- 食器が中で動いてしまわないように新聞紙などの緩衝材を入れましょう。
特に注意する食器類
- コーヒーカップ
- 食器包装紙に包み、コーヒーカップの取っ手が交互になるように 伏せて重ねてください。取っ手は分厚く折り込んで包んで保護してください。
- きゅうす
- 取っ手・注ぎ口をそれぞれ食器包装紙で包んでください。上蓋を小さく切った食器包装紙で包み、つまみを下向きにして本体に乗せてください。最後に全体を食器包装紙で包みます。
- 大皿
- 皿と皿の間に食器包装紙を挟み、2~3枚を一組にして、全体を新聞紙などでしっかりとくるんでください。 新聞紙のインクがつかないように、皿の上下にも食器包装紙を敷きましょう。
- 包丁
- 厚紙でサヤを作り、刃の部分を包んでください。
包丁がサヤから抜けないようテープで止めます。
柄の部分は出しておくと、包丁であることが分かり安全です。
衣類、布団の梱包
当社では、衣類をしわから守る衣類用荷造り資材をご用意しております。お気軽にご相談ください。
ダンボールへ梱包
お客様でダンボールをご用意される場合は以下の点に注意してお選びください
- ダンボールは衣類がしわにならないよう、衣類を折り畳んだ大きさよりも、箱の底面が大きいものを選んでください。
- タンスの引出しごとに分けて箱詰めをすると、ダンボールから出す時に便利です。
布団の梱包
- 布団は、積み上げた後、そのままの状態で布団袋を逆さにかぶせると簡単です。
- 布団の中に割れ物は絶対に入れないでください。
その他の注意点
当社の荷造り用資材は大切なお荷物をしっかりガードします。効率的かつ安心な荷造りで、荷物の破損への心配も減り、新居での箱出しや整理も楽に行えます。
- 貴重品は必ず携帯してください。
貨幣・貴金属・有価証券・宝石・印鑑などは、引越荷物に入れられません。 - 生ものは処分してください。
腐敗変質しやすい物は、引越荷物に入れられません。 献立を工夫したり、買い物を控えて、引越当日までに処分しましょう。 - ビン類を梱包するときは以下の点に注意してください。
- 使いかけのものは、蓋をきちんとしめ、ラップかビニールで口の部分を覆い、 輪ゴムで止めてください。
- ダンボールに入れた時に、他のビンとぶつかる部分を食器包装紙などで丁寧に巻いてください。
- ビンの底を保護するために包装紙を折り込んで包んでください。
- ビンであることが分かるように、ダンボールの上ふたは開けておいてください。
- 花瓶・飾り皿を梱包するときは以下の点に注意してください。
- 内箱に入れている場合は、内箱の中に詰め物などを入れて動かないように固定してください。
- その他、分からないこと・箱詰めが難しい物などは、 担当者までお気軽にご相談ください。